【活弁】無声アニメーション作品8本立て
新宿東口映画祭
上映予定
Blu-ray
シネマカリテにて上映
※株主優待券(証)・株主優待割引券・招待券はご利用いただけません。
活弁料金:¥2,000
上映期間: 5月29日(土)10:00の回
上映時間: ※アニメーション作品8本立て
■『なまくら刀』
名刀とだまされてなまくら刀を買わされた凹内が、河岸で按摩をためし切りしようとして、かえって馬鹿にされる。
上映時間:4分
作画:幸内純一
製作年/製作国:1917年/日本
弁士:澤登 翠
■お伽話『日本一桃太郎』
むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山に芝刈りに、おばあさんは川に洗濯に行きました。おばあさんが川で洗濯をしていると、大きな桃が流れて来ました。おばあさんは桃を家に持ち帰り、おじいさんと一緒に食べようと桃を切ってみると、、、。
上映時間:11分
作画:山本早苗
撮影:相原降昌
製作年/製作国:1928年/日本
弁士:樗澤賢一
■『雀のお宿』
むかしむかしある所に正直で心優しいおじいさんと欲張りなおばさんがいました。ある日おじいさんは猫につかまって苦しむ雀を助けてあげました。しかし、おじいさんが山へ芝刈りに行った留守に雀はかごから抜け出ておばあさんが洗濯に使うノリを食べてしまい、怒ったおばあさんに舌を切られてしまいました。雀を心配したおじいさんは山に探しに行くと、、、。
上映時間:10分
作画:熊川正雄
演出:政岡憲三
製作年/製作国:1936年/日本
弁士:山内菜々子
■『泳げや泳げ』
動物の水泳大会。見栄っ張りの猿君は泳げないとは言えず、選手として出場。思い切ってプールに飛び込むが、すぐに沈んでしまう。プールの底にはなぜか海藻が生え、サンゴがありカッパがいる。猿君はカッパと闘い、カッパの頭の皿を取り上げた。カッパに皿を返す代わりに背中に乗って泳いでもらい、あたかも自分が泳いでいるように見せかけて見事一着になるが、、、。
上映時間:10分
原案:伴野文三郎
作画:大石 郁(大石郁雄)
製作年/製作国:1939年/日本
弁士:山城秀之
■『天狗退治』
夜回りのちんころ平々が城外を見て回っていると、暗闇に紛れて二人の小天狗が忍び足でやってきた。屋敷へ忍び込んだ小天狗に娘をさらわれた父親は必死で追いかけるが、小天狗との押し合いで下敷きになりペシャンコに。ペシャンコになった父親を担いだ平々は、主人である団子兵衛の家へ向かう。死んだ父親は団子兵衛の叔父にあたる人だった。団子兵衛と平々は銃を撃ちながら小天狗を追いかけるが、大勢の小天狗に取り囲まれ大乱闘になり、、、。
上映時間:9分
作画:大藤信郎
製作年/製作国:1934年/日本
(トーキー)
■一寸法師『ちび助物語』
指の長さほどもない一寸法師。都へ行って出世がしたいと、動物たちに見送られお椀を船に、箸の櫂にし、針を刀の代わりに持って大臣殿のお屋敷へ。姫のお供をしていると、大きな鬼が姫をさらいにやってきた、、、。
上映時間:10分
作画:瀬尾光世
演出:瀬尾光世
製作年/製作国:1935年/日本
弁士:澤登 翠
■『のらくろ二等兵』教練の巻・演習の巻
宿なしの野良犬のらくろは猛犬連隊第五中隊に入隊。教練中「行進」の命令でのらくろ達新兵は、ひたすら前へ前へ。ところが中隊長は連隊長と話し込んでしまい行進はそっちのけ。それでも前進するのらくろ達の前に、次々と障害物が立ちはだかり、、、。続いて「演習の巻」、何をやっても失敗続きの、のらくろ。体力不足で演習中行進からはぐれてしまい、敵と遭遇するも慌てて罠を仕掛けるのだが、、、。
上映時間:10分
原作:田川水泡
作画:村田安司
製作年/製作国:1933年/日本
弁士:澤登 翠
■『のらくろ伍長』
猛犬連隊の祝日、兵隊たちは実家に帰る一方、宿無し親無しの野良犬のらくろには帰る家がありません。仕方がないので近所の焼き鳥屋の屋台で酒を飲み、ほろ酔い気分で公園でひと眠り。ところがそこへ、警戒心の薄くなった猛犬連隊屯所に侵入した山猿連隊のスパイが逃げ込んできて、、、。
上映時間:11分
原作:田河水泡
作画:村田安司
製作年/製作国:1934年/日本
弁士:澤登 翠
弁士 紹介
澤登 翠(さわと みどり)
法政大学文学部哲学科卒業。故松田春翠門下。日本独特の話芸「活弁」の第一人者として、国内を始め仏、伊、米他海外にも招聘され好評を博している。洋画、現代劇、時代劇とレパートリーも豊富。活弁の継承者としての活動が評価され、これまでに文化庁芸術祭優秀賞、文化庁映画賞他を受賞。無声映画鑑賞会での公演を基盤にフィルムセンターや各地の映画祭での公演、大学他での講座、TV番組のナレーション、朗読とその活動は多岐に亘る。2015年、「文藝春秋」に掲載の「日本を代表する女性120人」に選出、2017年3月には松尾芸能賞特別賞を受賞。周防正行監督最新作映画『カツベン!』では、活動弁士監修を担当した。
樗澤賢一(ぶなざわ けんいち)
新人の活動写真弁士。また声優、ナレーターとしても活動中。
株式会社ALBA所属。2017年から毎年、子供の為の映画祭『キネコ国際映画祭』に専属声優「KLA’S」メンバーとして参加。活弁は第740回無声映画鑑賞会(2020年3月)で弁士デビュー。
山内 菜々子(やまうち ななこ)
栃木県那須塩原市出身。日本大学芸術学部映画学科卒業。2010年澤登翠一門に入門。2013年6月「第659回無声映画鑑賞会」で弁士デビュー。以降、無声映画鑑賞会に定期的に出演するほか2017年には地元栃木県「那須温泉映画祭」にも出演。2021年4月8日より集英社少女漫画アプリ「マンガMee」にてスタートした『RAY-麗-大正キネマ物語』(作:ナスノマユカ)の監修協力を務める。
山城 秀之(やましろ ひでゆき)
山口県生まれ。1996年ごろより街頭紙芝居屋として新横浜ラーメン博物館などで活動する中、現在の師匠澤登翠の活弁ワークショップに出会い、サイレント映画にセリフや語りを入れる活動写真弁士の存在を知る。2010年、弟子入り。翌年弁士デビュー。現在、無声映画鑑賞会(マツダ映画社主催)を中心に様々な上映会・イベントに出演。2019年には、国立映画アーカイブにも弁士として出演した。
演奏者 紹介
湯浅ジョウイチ(ゆあさ じょういち)(作曲・編曲、ギター・三味線)
1987年、東京国際映画祭でD・W・グリフィスの『國民の創生』の楽士を務めて以来、無声映画用音楽の復元や作・編曲等を行い、後に和洋楽団カラード・モノトーンを結成。作・編曲・指揮の他、ギターや三味線も演奏する。近年は欧米にも招聘され、精力的に活動している。
- 映画名
- 【活弁】無声アニメーション作品8本立て 新宿東口映画祭
- 上映期間
- 5月29日(土)10:00の回
- 上映時間
- ※アニメーション作品8本立て
- 注意事項
※弁士、演奏は予定につき、予告なく変更となる場合がございます。予めご了承下さい。