【第五回カツベン映画祭】Aプログラム／《二本立て上映》『チャップリンの番頭』『子宝騒動』

「チャップリン芸術の破錠なき完成を示す玉成的名品」と評された質屋の店員チャーリーが引き起こす大騒動。スクリーン上では秀逸なギャグが連続し、中でも質草の目覚まし時計をバラバラに解体して持主に返すシーンは有名。
初参戦の麻生八咫・子八咫による親子掛け合い説明でお楽しみ下さい。

監督、主演：チャールズ・チャップリン
出演：エドナ・パーヴィアンス、ヘンリー・バーグマン
製作：ミューチュアル
1916年／米国／22分／作品提供：マツダ映画社

子宝に恵まれ続けている福田家では、まもなく七人目が生まれるというのに主は失業中。生活費にも困り果てているというのに主は呑気なもので、働き口を探さずに毎日子供達と遊んでいる。そうこうしている内に産気付き、流石に慌てて産婆を呼びに行くが、六人分の取り上げ料も未払いな為、断られてしまった。そこで…

監督：斉藤寅次郎
出演：小倉繁、出雲八重子
製作：松竹キネマ蒲田撮影所
1935年／日本／34分／作品提供：マツダ映画社

弁士：麻生 八咫（あそう やた）
⼤学卒業後、役者として⼀⼈芝居「⽇傘と剃刀」全国400回公演。池俊行氏の活弁「坂本龍⾺」との感動の出会いにより活弁⼠となる。1995年⽂化庁主催「ジャパン映画フェスティバル」（イタリア）公演。1998年⽂部大臣賞受賞。2005年より「活弁教室」主宰。大分県かぼす特命大使。埼玉坂本龍馬会名誉会長。大分県豊後大野市「ふるさと大使」。著作『映画ライブそれが人生』（麻生八咫・子八咫共著）や朗読CD『名人伝/山月記』発売中。

弁士：麻生 子八咫（あそう こやた）
父・麻生⼋咫（やた）の活弁を観て育ち、10歳で浅草木馬亭にてデビュー。2003年第48回⽂部科学大臣杯全国⻘年弁論⼤会・⽂部科学大臣杯受賞。2008年⾼校の英語教科書『All AboardⅡ』（東京書籍） “A Young Katsubenshi”（Lesson9）で紹介される。2016年麻御生八咫・子八咫の記念切⼿発売。日本弁論連盟理事。タウン誌『月刊浅草』副編集長。埼玉県鴻巣市「こうのす観光大使」。台東区「TAITOおでかけナビ」ライター。大分県豊後大野市「ふるさと大使」。

演奏：坂本 真理（さかもと まり）（シンセサイザー）
国立音楽大学教育音楽学科リトミック専攻卒業。
むらさき幼稚園園長を経て、2016年「むらさきmusicラボ」を設立。
同年、「月世界旅行」をシンセサイザー弾き語りにて無声映画デビュー。
ラグタイム、チャールストンなど1920年代のアメリカ音楽の演奏研究に取り組み中。
パーカッションや楽器づくりの指導とともに、書物の監修にも携わっている。